今回は、こんな質問にお答えします。
②クリスマス明けのトレードに適した時期がわかります
この記事を書いている管理人は、相場歴10年超。
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クリスマス相場が稼げない2つの理由
クリスマス相場が稼ぎにくいと言われる理由は以下の2つ。
②テクニカル分析が効きにくくなる
ひとつずつ解説していきます。
理由1 市場の流動性が低下し取引リスクが増大する
クリスマス前後は欧米投資家の多くが休暇に入ります。
そのため、市場の流動性が著しく低下。
市場の流動性が低下すると、次のような取引リスクの増大が・・・。
次の記事でFXの取引量を確認する方法を紹介しています。
理由2 テクニカル分析が効きにくくなる
欧米の為替市場も、12月24日は一部の市場が半日で閉場。
休日となる12月25日は全てが休場となります。
閑散相場では、テクニカル分析も無用の長物に・・・。
相場参加者が少なくては分析も役に立たんな・・・。
実際のクリスマスのチャートで学ぶ
実際に、2021年12月24日のチャートを見てみましょう。
▶2021年12月24日(金)GBPUSD/5分足チャート
欧州時間からニューヨーク時間にかけて、上下に「ヒゲ」ばかり付けて、ほとんど値動きがありません。
通常「ヒゲ」は、強い反発のサインとして見ますが、このチャートのヒゲは明らかにそれと異なります。
この様なチャートは、相場が閑散とする日本時間の明け方によく見られますが、クリスマス相場は似たような状態と言えそうですね。
比較するために、2日前(12月22日)の同じ時間帯、同じ通貨ペアのチャートを見てみましょう。
▶2021年12月22日(水)GBPUSD/5分足チャート
12月24日の5分足チャートと比較すると、ヒゲが少なく値動きもありますね。
相場参加者が多く存在し、一定の取引量が確保されると、チャートに秩序が生まれます。
一見、12月24日の方が賑やかに動いて見えますが、実際には24日の方が狭いレンジ幅で硬直しています。(2日前の12月22日の方が3倍近くボラティリティが出ています。)
次に、1時間足を見てみましょう。
▶2021年12月24日(金)GBPUSD/1時間足チャート
1時間足でも、赤枠で囲った12月24日は奇妙な値動きをしています。
ちなみに、12月24日の1日のボラティリティは「たったの44ピプス」でした。
値動きの大きいポンドドルでも、これだけボラティリティが低下してしまうんですね。
▶2021年12月24日(金)GBPUSD/日足チャート
クリスマス明けのトレードは1月2日からがオススメ
欧米投資家の多くは、クリスマスから年末にかけて、そのまま連休に入る人が多いようです。
そのため、クリスマスから年末にかけても相場の流動性は低下し、クリスマスと同様の傾向が続きます。
年明けは、欧米も1月1日が休日です。
しかし、欧米は1月2日が仕事始め。
東京市場はお正月休で流動性が低下しますが、欧米市場の出来高は回復。
クリスマス明けのトレード開始は、1月2日以降がお勧めです。
おまけ 自分のクリスマスを楽しめない
クリスマスは年に1度の楽しいイベント。
家族や恋人とケーキを囲み、素敵なプレゼントに笑顔がこぼれますよね。
こんな素敵なイベントがあるのに、動かないチャートと”にらめっこ”なんてもったいない。
クリスマスはFXなど忘れて、大切な人達とハッピーな時間を過ごしましょう。
まとめ:クリスマスから年末年始はFXも休むべし
今回は、クリスマスから年末年始にかけて、FX取引を休んだ方が良い理由を解説しました。
地合いによってはトレードできない訳ではないですが、年末年始はゆっくりと英気を養い、新年のトレードに備えるのがオススメですよ!
本記事の要約
■ クリスマス相場が稼げない2つの理由
・ 市場流動性が低下し取引リスクが増大する
・テクニカル分析が効きにくくなる
■ 年明けトレードは1月2日以降がオススメ